MOS資格でパソコンスキルを証明!ミドルシニアが転職に活かすメリットと試験対策

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MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、WordやExcelなどのマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明できるため、取得すれば転職や昇進の際に、自身のパソコンスキルをアピールできる有効な資格といえます。

特にミドルシニアの方は、若い世代に比べパソコンなどのスキルが高くないとみられがちです。

この資格は、ミドルシニアの方こそ挑戦すべき資格といえるでしょう。

では、具体的にどのような試験内容や受験方法があるのでしょうか?

この記事では、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)について、その概要や費用,難易度などを紹介します。

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MOSの試験内容

MOSには、WordやExcelなどのオフィス製品ごとに試験科目があります。

また、WordとExcelには、一般レベルと上級レベル(エキスパート)の2レベルが用意されています。

一般レベルは、基本的な編集機能や操作を理解している方を対象としています。

上級レベルは、高度な機能やデータ分析などを理解している方を対象としています。詳細な出題範囲は、公式ページの各試験科目のページで確認できます。

MOSの試験は、実際にオフィス製品を操作しながら問題を解く形式です。つまり、選択肢から答えを選ぶような形式ではありません。そのため、実践的なスキルが必要です。試験時間は、50分から60分程度です。

MOSの試験は、バージョンごとに異なります。

(税込)
試験科目バージョン
一般レベル上級レベル(エキスパート)
Word
ワード
(文書作成ソフト)
Word 2019 10,780円Word 2019
エキスパート
12,980円
Word 201610,780円 Word 2016
エキスパート
12,980円
Excel
エクセル
(表計算ソフト)
Excel 36510,780円
Excel 201910,780円Excel 2019
エキスパート
12,980円
Excel 201610,780円Excel 2016
エキスパート
12,980円
PowerPoint
パワーポイント
(プレゼンテーション ソフト)
PowerPoint 36510,780円
PowerPoint 201910,780円
PowerPoint 201610,780円
Access
アクセス
(データベース管理ソフト)
Access 2019
エキスパート
12,980円
Access 201610,780円
Outlook
アウトルック
(電子メール・情報管理ソフト)
Outlook 201910,780円
Outlook 201910,780円

試験科目は、個々に独立しているため、最初から上級レベル(エキスパート)を受験することも可能です。
また、資格のバージョンアップ,更新制度はないため新しいバージョンの資格を取得したい場合はあらためて受ける必要があります。

現在は、2016と2019が主流ですが、2023年からは Excel と PowerPoint で、365も登場しました。

365は、オンラインで提供される最新のオフィス製品です。

バージョンごとに新しい機能が追加・改良されるため、自分の使っているオフィス製品と合わせて受験することがおすすめです。

MOSの受験方法

MOSの受験には、「全国一斉試験」と「随時試験」の2つの方法があります。

どちらも受験料や試験内容や合格証は同じですが、申込方法や期限が異なります。

全国一斉試験

全国一斉試験は、決まった日時に全国30ヶ所前後の試験会場で受験する方法です。

全国一斉試験は、毎月開催されますが、開催場所により受験できるバージョンが変わります。

申込受付期間は、おおよそ試験日の1ヶ月半前受付開始,1ヶ月前受付終了のスケジュールです。

随時試験

随時試験は、各試験会場が設定した日程で、ほぼ毎日試験を開催しています。

全国のパソコンスクールなどが試験会場となり実施します。全国に約1,700ヶ所の試験会場があるので、都合の良い場所で受験できます。

ただし、会場によって実施日や時間が異なりますので、事前に確認が必要です。

MOSの受験費用

MOSの受験料は、試験科目やバージョンによって異なります。

一般的には、一般レベルの試験は10,780円(税込)、上級レベルの試験は12,980円(税込)です。

ただし、学生や教職員などの特別料金や、複数回受験する場合の割引制度などもありますので、詳しくは公式サイトをご覧ください。

MOSの受験料以外にも、対策教材の購入や対策講座を受講する場合などは、別に学習費用がかかる場合があります。

対策教材は、公式サイトから購入できるものや、書店やネットで購入できるものがあります。

対策講座は、学校やパソコンスクールなどで実施されているものがあります。

MOSの難易度

MOSの難易度は、試験科目やレベルによって異なりますし、個人のパソコンスキルや経験によっても感じ方が変わります。

一般的には、Word と Excel の一般レベルが最も人気で、比較的易しいと言われています。

しかし、それでも合格率は約60%程度となっていて決して高いとは言えません。

上級レベルや PowerPoint や Access などの試験科目は、さらに難易度が高くなります。

MOSの難易度を上げる要因としては、以下のようなものが挙げられます。内容を理解してしっかり対策をしたうえで、のぞみましょう。

難易度を上げる要因
実技形式である選択肢から答えを選ぶ形式ではなく、実際にオフィス製品を操作しながら問題を解く形式であるため、実践的なスキルが必要。
時間制限がある試験時間は50分から60分程度ですが、問題数は35問から50問程度で、1問あたり1分から2分程度しかかけられない。素早く正確に操作する能力が必要。
バージョンごとに異なるオフィス製品はバージョンごとに新しい機能が追加,改良されるため、自分が使っているバージョンと試験バージョンが異なる場合は注意が必要。特に365では、オンラインで提供されるため、常に最新の状態に更新されるので、事前に確認が必要。

まとめ

MOS資格は、多くの企業で利用されているマイクロソフトオフィス製品の、スキルを証明できる国際的な資格のため、転職や昇進の際に有効な資格と言えるでしょう。

特に、ミドルシニアがMOS資格を取得すると、転職や昇進の際にメリットとなる可能性もあります。

一般的にミドルシニアの方は、若い世代に比べパソコンなどのスキルが高くないとみられがちなので、ミドルシニアの方こそ取得してスキルを証明しましょう。

MOS資格は、他のIT系の資格より難易度が低いという意見もありますが、それでも合格率は約60%程度なので決して高いとは言えません。

試験は、実技形式で時間制限もあり、難易度は決して低くないので、受験する場合は事前に対策教材や対策講座などで十分に準備することが必要です。

MOS資格は、一度取得すれば有効期限がないというメリットもありますが、オフィス製品は常に進化しているので、自分のスキルもアップデートしていく必要があります。

MOS資格は、自分のパソコンスキルを客観的に評価する機会でもありますので、ぜひ、チャレンジしてみてください。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。ありがとうございました。

ポイント
  • MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、WordやExcelなどのオフィス製品の利用スキルを証明できる国際的な資格
  • MOS資格は、転職や昇進の際にパソコンスキルをアピールできるメリットがある
  • MOS資格は、ミドルシニア世代にとっても取得すべき資格であり、若い世代との差別化ができる

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この記事を書いた人
Jojin(ジョジン)

私はサラリーマンで、エネルギー関連の会社で技術営業として法人の省エネ設備やシステムの提案などを行い大きなプロジェクトもまとめてきました。

これまで管理職として部署を預かっていましたが、現在は役職定年となり、上司から嫌がらせやパワハラを受け、会社からは不当な人事異動で窓際に追いやられるという不公平な扱いを受けました。

これを機会に、退職を決意し転職活動を始めました。

転職活動は、複数の転職サイトや転職エージェントからオファーやスカウトを受けています。

このメディアでは、ミドル・シニア世代で、自分は「もっとやれるのに」と、くすぶっている方へ私自身の体験から、少しでもお役に立てる情報を提供します。

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