リクルートダイレクトスカウトとリクルートエージェントは、運営会社こそ同じですが、サービス内容は大きく異なります。
この記事では、リクルートダイレクトスカウトとリクルートエージェントの違いについて解説します。
どちらのサービスもメリット・デメリットがありますので、転職の目的や状況に応じて選ぶことが大切ですが、より多くの情報を取り入れるためどちらのサービスも利用し、自分に合ったサービスをメインにするのが良いでしょう。
年収アップやキャリアチェンジを目指す場合は、リクルートダイレクトスカウトをメインに利用。
幅広い求人情報やサポートを求める場合は、リクルートエージェントをメインに利用。
という感じにうまく使い分けましょう。
- リクルートダイレクトスカウトは、ヘッドハンターから直接スカウトメールを受け取ることができるハイクラス向けのサービスで年収800万円以上の求人が豊富
- リクルートエージェントは、キャリアアドバイザーが転職活動をサポートするサービスで、公開求人のほかに非公開求人が約26万件と多数
- どちらのサービスもメリット・デメリットがあり、転職の目的や状況に応じてどちらのサービスも利用し、自分に合ったサービスをメインにするのが良い
サービス内容
リクルートダイレクトスカウトとリクルートエージェントは、どちらも人材業界最大手のリクルートが提供する転職サービスですが、サービスの内容や対象者は大きく異なります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解して、自分に合ったサービスを選ぶことが、転職成功のカギとなります。
リクルートダイレクトスカウト | リクルートエージェント |
---|---|
ハイクラス向け | 20代からベテランまで幅広い層 |
ヘッドハンターからスカウトメール | キャリアアドバイザーがサポート |
リクルートダイレクトスカウトのサービス内容
リクルートダイレクトスカウトは、ヘッドハンターから直接スカウトメールを受け取ることができるサービスです。
現年収600万円以上のハイクラス向けに特化しており、年収800万円以上の求人が豊富にあります。
登録後は自分で求人を探す必要がなく、条件に合った求人をヘッドハンターが紹介します。
また、自分でヘッドハンターを選ぶこともできます。
リクルートエージェントのサービス内容
リクルートエージェントは、専任担当者のキャリアアドバイザーが転職活動をサポートするサービスです。
20代からベテランまで幅広い層に対応しており、公開求人のほかに非公開求人が約26万件と多数持っています。
登録後はキャリアアドバイザーが、希望に合った求人を紹介します。また、履歴書や面接対策なども丁寧に指導してくれます。
メリットとデメリット
どちらのサービスもメリットとデメリットがあります。
自分の転職目的や状況に応じて選ぶことが大切です。
リクルートダイレクトスカウト | リクルートエージェント | |
---|---|---|
メリット | 高収入・高待遇の求人が多い | 非公開求人が多く独自性が高い |
ヘッドハンターからのスカウトで自分の市場価値を知ることができる | キャリアアドバイザーが転職活動を徹底的にサポートする | |
ヘッドハンターと直接やり取りできる | 面接確約オファーや企業からのスカウトもある | |
登録審査がなく誰でも無料で利用できる | 転職成功実績No.1で信頼性が高い | |
デメリット | ハイクラス向けでハードルが高い | キャリアアドバイザーとの相性が合わない場合がある |
求人数が多いわけではない | 求人情報によっては競争率が高い | |
自動送信のスカウトがある | キャリアアドバイザーからの連絡が多すぎる場合がある |
どんな人に合っている
リクルートダイレクトスカウトは、高年収の求人に出会いたい方や、自分の市場価値を高めたい方に合っています。
一方、リクルートエージェントは、自分のキャリアや希望条件に合わせて求人を紹介してもらいたい方や、転職活動のサポートを受けたい方に合っています。
リクルートダイレクトスカウト | リクルートエージェント |
---|---|
キャリアアップや年収アップを目指している方におすすめ | 幅広い業界・職種・年収帯の求人を保有している |
求人の業種、職種、ポジション、年収
リクルートダイレクトスカウト | リクルートエージェント | |
---|---|---|
業種 | メーカー業界が得意 自動車や電気・電子 | あらゆる業種 |
職種 | 管理系・技術系 | 営業・販売職関連 |
ポジション | ハイクラス・エグゼクティブ向けのポジション | ミドル・シニア層のポジション |
年収 | 平均年収・約1,000万円 | 平均年収・約600万円 |
リクルートダイレクトスカウトの求人の特徴
- 業種
メーカー、商社、IT・インターネット、不動産など、約15の業種に対応しています。
特にメーカー業界が得意で、自動車や電気・電子などの分野で多くの求人を取り扱っています。 - 職種
管理・事務、ITコンサルタント/IT技術職、建設・施工管理、不動産専門職など、約13の職種に対応しています。
管理系や技術系の職種が多く、ヘッドハンターから直接スカウトを受けることができます。 - ポジション
ハイクラス・エグゼクティブ向けのポジションが多く、年収800万円以上の求人が約8割を占めます。
また、海外勤務や海外出張などのグローバルなポジションもあります。 - 年収
求人の平均年収は約1,000万円で、年収1,500万円以上の求人も約3割あります。
年収応相談やインセンティブ制度などもあります。
リクルートエージェントの求人の特徴
- 業種
IT・通信、Web・インターネット、商社、小売・卸売・サービスなど、あらゆる業種に対応しています。
特にIT関連の業種が多く、大手企業やベンチャー企業などの求人を見ることができます。 - 職種
営業・販売・カスタマーサービス、コンサルタント、SE/ITエンジニア、経営・企画・マーケティング、管理・事務など、多様な職種に対応しています。
営業や販売職関連の求人が圧倒的に多く、非公開求人も充実しています。 - ポジション
ミドル~シニア層のポジションが多く、管理職や部門責任者などの求人もあります。
また、キャリアチェンジや未経験からの転職を支援するプログラムもあります。 - 年収
求人の平均年収は約600万円で、年収800万円以上の求人も約3割あります。
年収交渉や転職後のフォローも行ってくれます。
まとめ
リクルートダイレクトスカウトとリクルートエージェントの違いについて解説しました。
- リクルートダイレクトスカウトは、ヘッドハンターから直接スカウトメールを受け取ることができるハイクラス向けのサービスで年収800万円以上の求人が豊富
- リクルートエージェントは、キャリアアドバイザーが転職活動をサポートするサービスで、公開求人のほかに非公開求人が約26万件と多い
- どちらのサービスもメリット・デメリットがあり、転職の目的や状況に応じてどちらのサービスも利用し、自分に合ったサービスをメインにするのが良い
どちらのサービスも特徴があり、利用される方によりどちらのサービスをメインに使うか検討が必要です。
ミドルシニアの転職希望者は、年収アップやキャリアチェンジを目指す場合はリクルートダイレクトスカウト、幅広い求人情報やサポートを求める場合はリクルートエージェントを利用すると良いでしょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。この記事が、転職活動中のミドルシニアの方々に少しでもお役に立てば幸いです。
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