転職を考えているが、どのようにして求人を探せば良いか分からないという方は少なくありません。
ハローワークでの求人探しも一つの方法ですが、転職サイトを利用することで、登録した経歴を基に企業やエージェントから直接オファーやスカウトを受けることが可能です。
これにより、自分では見つけられなかった理想の企業と出会えるチャンスが広がります。
どの転職サービスが自分に適しているかは、個々の状況により異なります。
本記事では、私が実際に登録し利用している「doda」と「リクルートダイレクトスカウト」のサービス内容を比較し、それぞれの特徴を紹介します。
転職を決意した際には、複数の転職サイトに登録し、並行して利用することが効率的です。
中でも、自分に最適なサービスを見つけてメインに利用することで、理想の転職先を見つけやすくなるでしょう。
転職サイトへの登録は、必ずしも転職を意味するものではありません。
転職活動中の方や、転職を検討中の方も、まずは登録して転職への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
- dodaは、求人数も多く募集企業も幅広いので、最初に利用する転職サイトとして適している。
- リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラスに特化していて、ヘッドハンターや企業からの「スカウト」をメインとするサービスである。
- 年収より仕事の内容をみて転職をしたいなら、幅広い求人があるdodaがおすすめ。
- 年収が600万円以上で、転職後の年収を増やしたいまたは、減らしたくないなら、リクルートダイレクトスカウトをメインで使うとよい。
☆ dodaの新規登録方法については、以下の記事をご覧ください。
☆ リクルートダイレクトの新規登録方法については、以下の記事をご覧ください。
まずは自己分析! いまの自分を振り返ってみる
転職サイトは多種多様な求人を扱っており、利用者の現在の年収、経歴、希望する業種や職種、年収に応じて最適なサービスが異なります。
特に年齢は転職市場において重要な要素です。
多くの企業が定年を60歳と設定しているため、50代後半では求人の選択肢が限られてしまいます。
一方で、定年制度を廃止したり、定年を65歳に延長している企業も増えていますが、50代以降の転職は依然として困難です。
転職を考える理由は人それぞれですが、厳しい市場状況を克服するためには、年齢を超えた自身の価値を見極め、それに基づいて転職活動を進めることが求められます。
転職を成功させるためには、まず自己分析を行い、経歴や希望を整理してみましょう。
- 現在年齢
- 現在年収
- 経歴
- 希望職種
- 希望ポジション
- 希望年収
こんな人はdodaに登録
dodaはその多数の求人と幅広い募集企業の範囲で、転職サイトとしての利用を開始するには適しています。
20代から50代までの幅広い年齢層をカバーしており、多様なキャリアの可能性を提供しています。
ただし、高額な年収の求人は比較的少なめで、キャリアアップを目指す方には選択肢が限られるかもしれません。
役員や管理職のポジションは少なく、一般メンバー向けの求人が主流です。
dodaのサイトで1,000万円以上の年収を提示する求人を検索すると、2万件を超える結果が得られますが、これらの多くは基本給は控えめでも成果に応じたインセンティブが設定されていることが多いです。
したがって、同業種での転職を考えている方には魅力的かもしれませんが、未経験者にとっては挑戦が伴うでしょう。
また、フランチャイズ契約による独立を提案する求人も見られますが、これには開業資金や研修費用などの初期投資が必要となります。
私自身、現在の年収はハイクラスですが、退職金を考慮に入れ、少しの年収ダウンも受け入れつつ、dodaでの幅広い求人検索を通じて転職活動を行っています。
こんな人はリクルートダイレクトスカウトに登録
リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラスの転職市場に特化したサービスで、ヘッドハンターや企業からのスカウトを主軸にしています。
このサイトは特に40~50代で年収500万円以上の方を対象としており、21万件の求人のうち、600万円以上の高収入の求人が8万件以上も掲載されています。
年収応相談の求人を含めると、10万件以上があり、全体の約半数が600万円以上の職を扱っています。
業種は多岐にわたりますが、ITやインターネット関連の求人が最も多く、約3.7万件が掲載されています。
役員、管理職、技術職などのポジションがありますので、現在の年収が600万円以上、またはそれ以上を目指している方、特に高いスキルを持つ役員や管理職の経験がある方は登録をお勧めします。
ITやインターネット分野の経験がある方にとっては、多数の求人がありますので、自身の市場価値を確認する絶好の機会です。
私自身は管理職の経験はありますが、ITやインターネット分野の経験がなく、特化したスキルも持っていないため、スカウトを受けるのが難しい状況にあります。
dodaとリクルートダイレクトスカウトの求人内容での比較
募集対象年齢について明確な記載はありませんが、dodaは若年層からミドル世代までの幅広い層を対象としており、リクルートダイレクトスカウトはミドル世代を中心にしています。
企業規模での比較では、dodaは大企業から中小企業まで多岐にわたっており、リクルートダイレクトスカウトは大手企業やベンチャー企業を主に扱っています。
募集職種に大きな違いはありません。
募集ポジションに関しては、dodaは主に一般職員を対象としており、リクルートダイレクトスカウトは役員、管理職、技術職、一般職員を対象としています。
年収の取り扱い範囲に関しては、dodaは600万円以下のものが多い一方で、リクルートダイレクトスカウトは600万円以上のものを多く扱っています。
doda | リクルートダイレクト | |
---|---|---|
募集年齢 | 若年層~ミドル世代まで幅広い | ミドル世代中心 |
現在年収 | ~600万円 | 600万円~ |
経歴 | 未経験でも募集できる企業がある | 経営層,管理職の経歴,ITインターネット系の経歴 |
掲載企業 | 大手企業から中小企業まで幅広く | 大手,ベンチャー中心 |
ポジション | 主にメンバー | 経営層,管理職,技術職,メンバー |
年収 | 主に~600万円 | 600万円~ |
料金 | すべて無料 | すべて無料 |
転職活動において、職務内容を重視し、多様な選択肢から最適な職を見つけたい場合は、dodaが提供する豊富な求人情報が有効です。
一方で、現在の年収600万円以上の方が、転職後も年収を維持、あるいは向上させたいと考えるならば、リクルートダイレクトスカウトの利用が適しています。
これらのサービスは、それぞれのニーズに応じた転職支援を行い、将来のキャリアプランに合わせた選択が可能です。
まとめ
転職活動において、自ら積極的に求人を探すことも重要ですが、オファーやスカウトを待つことが中心となるサービスも存在します。
自身の経歴や現在の状況に応じて、主に利用するサービスを選ぶことが肝心です。
私自身も、30年以上同じ企業で働いた後、より充実感のある仕事を求めて転職を決意しました。
転職を決めたは良いものの、最初は次の一歩が見えず戸惑いました。
しかし、多くの転職サイトがあることを知り、様々なサービスに登録することにしました。
当初はオファーやスカウトが全く来ないのではないかという不安がありましたが、現在では多くの企業やヘッドハンターから関心を持たれています。
転職は新たなキャリアへの一歩です。将来の転職先との出会いを創出するためにも、自分に適した転職サイトへの登録をお勧めします。。
- dodaは、求人数も多く募集企業も幅広いので、最初に利用する転職サイトとして適している。
- リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラスに特化していて、ヘッドハンターや企業からの「スカウト」をメインとするサービスである。
- 年収より仕事の内容をみて転職をしたいなら、幅広い求人があるdodaがおすすめ。
- 年収が600万円以上で、転職後の年収を増やしたいまたは、減らしたくないなら、リクルートダイレクトスカウトをメインで使うとよい。
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